
持続可能について
今年のCOP21の結果、CO2 排出量を減らさなければ、温暖化を止める事が出来ないため、現在、主にヨーロッパでは、省エネルギーだけでなく、持続可能な家造りを進めています。
持続可能という言葉は、1987年、ブルントランド委員会で初めて発表され、未来の人材に影響を与えないように、製品ライフサイクル全体を通じて、資源・人間・自然への影響を最小限に抑えて製造・使用される必要があると決められました。家の使用エネルギーだけではなく、持続可能性を考えると、材料を作る生産エネルギーを減らし、石油ベースの素材、樹種の素材は、環境に戻す事ができません。持続可能な素材ではありません。長持ちする家が必要になります。
日本の家の寿命は平均的に、30年間ですが、ヨーロッパでは、100年以上の寿命が当たり前です。
木は持続可能性を考えると優れた素材です。ただし、これだけでは長持ちせず、建材として考えると、50年以上の寿命を求められます。その後自然に戻す事が出来なければいけません。
また、木の種類は、世界に豊富にあるか、伐採後、必ず、何本か植えるのが必要です。
大事なのは:
- 生産にエネルギーを使用しない素材
- 長持ちし、メンテナンスにエネルギーを使わない素材
- 健康的な自然素材を使用して、また、自然に戻す事ができる素材
デンマークファミリーハウスの持続可能な家とは
デンマークファミリーハウスでは、日本の地震と厳しい気候を考え、地震に強い日本の木の構造に厳しい気候に強いレンガ・断熱材を貼り、持続可能な家造りを進めております。 デンマークと日本の伝統的な建築知識を日本の気候と環境に合わせて、20年間以上、日本で家造りを進めています。
デンマークファミリーハウスグループメンバーは、家をデザインする始めの段階から、北欧の家造りの哲学から取り入れたいと思います。
- 良い素材で、飽きのこない外部と、タイムレスなインテリアデザイン
- ハイテクな技術ではなく、DIYで直せる建材と構造
- 省エネルギーな構造で冷暖房に費用をかけない
持続可能性を考える時は、長期的な費用面を考えなければ行けません。
【(建設費用+メンテナンス費用+令暖房費用)/ 家の寿命の年】を少なくする事です。
北ヨーロッパでは、建設費用だけを考えるのではなく、持続可能かどうかを考える時代になっています。デンマークファミリーハウスグループメンバーは、それを目指す事が、一番のエコだと思います。
デンマークのレンガについて
デンマークには、地盤に多数の種類の粘土があり、それを素焼きにする事で、様々な色や表情のレンガができます。
デンマークの建築大学では、自然素材に付いてまず学びます。また、レンガと窓の組み合わせのデザインを学びます。そして窓の間取り、シンプルなバランスを考え外装のデザインをします。


レンガの色を変えるだけで、色々な表情な家になります。
伝統的に、自然の粘土を焼いたレンガの家を造り続けているため、主なメンテナンスをしなくても100年以上の寿命が当たり前です。何よりも長持ちする家を造ります。
デンマークファミリーハウスグループでも好きなレンガをお選びいただけます。
下のホームページより、お好きなレンガをお選ぶ事ができます。
デンマーク、レンガメーカーのホームページ:
http://strojertegl.dk/mursten/|
http://www.egernsund-tegl.dk/produkter#||
ROCKWOOL (Stone wool) 外断熱材について
皆様に断熱材の基本知識を持って頂きたいと思います。
主な断熱材は、
- Stonewool (石を溶かして作られた断熱材)
- Slagwool(スラッグウールは、鉄工所からのスラッグで作られた断熱材)
- Glasswool(ガラスの素材から作られて断熱材)
- Foam insulation (発泡系断熱材)
(発砲系断熱材は、燃えやすく、火災で猛毒ガスを出すため、デンマークでは禁止されています)
日本で主に採用されいてる断熱材は、Slagwool, Glasswool, Foam insulationで、ロックウール材と日本で呼ばれているものは、ほとんどがStonewoolではなく、Slagwoolです。
デンマークファミリーハウスグループのメンバーは、デンマーク産のROCKWOOLを外断熱として使用しています。

Stonewoolの優れた性能:
- 1000度を超えなければ、溶け始めない
- 水を吸わない
- 堅く、温度や湿度で変形せず、強度がある
- 防音効果がある
- 呼吸できる
- 発がん性の恐れはない(WHOの発がん性可能な危険リストから外れています)
- 害虫のえさにならない

デンマークファミリーハウスグループは外断熱工法を使用し、地震に強い木構造の上に断熱材を貼り、表面にはデンマーク産のレンガを貼るという、独自の工法を用いています。この工法は、グループメンバーの一部は、20年以上も使用しており、家の構造は守られ、断熱材の弾力生のおかげで、地震の場合、貼ってあるレンガを震動から守ります。

この工法により、地震に強い木構造を火、水、紫外線、害虫、内部結露、害虫から守り、より高断熱の家ができます。